きょうは敬老の日

2024.9.16

季節の暦によれば、二十四節気では今頃を「白露」といい、大気が冷えてきて露が結ぶ頃とあります。そろそろ猛暑にはお引き取りを願い、秋を感じてみたい今日この頃です。 

日頃は読売新聞をご愛読いただき、誠にありがとうございます。 

少し前のこと、読売新聞に興味深い記事が載っていました。それはお年寄りの呼称についてのアンケートでした。「お年寄り」は73歳以上、「おじいさん、おばあさん」は69歳、「シニア」は61歳からが好ましいというもの。なるほど、それぞれの呼び方で感じ方が微妙に違うのでしょうね。 

今年喜寿を迎えたKさんは、団塊世代のおひとり。先日食事をご一緒した時、自らの来し方を振り返りながら味のある話をしてくれました。 

「まさか自分が77歳の老人まっさかりをやっているとはね…(笑)。大学を卒業して製薬会社に入ったが、その頃の日本は『いけいけどんどん』の時代だったね」。 

確かに当時の日本は、高度経済成長の只中にあり、きょうは昨日より、明日はきょうより良くなるぞの気運に溢れていました。『24時間働けますか』とか『モーレツ!』などの流行語が生まれたのもこの頃です。 

Kさんは、さらに続けます。「でもね、私ら世代が敬老といわれ、大事にされても、一番苦労したのは、80代後半から90歳以上の先輩たちだよ。戦争を経験し、戦後の食糧難を乗り越えてきた。何といっても平和と働くことの尊さを教えてくれたからね」。 

穏やかで平和そうに見える世の中ですが、元日の能登地震や南海トラフ巨大地震注意を始めとする自然災害、加速する少子化や周辺国の振る舞いなど将来への不安はつきません。

 「困難な時代になったね。だけど物事はなるようにしかならないのだから、日々誠実に前向きに生きていくことだと思うよ。必ず道は開けるから」。そんな先輩の声が聞こえてくるようです。 

きょうは敬老の日。皆様の長年のご労苦に深い敬意を表し、これからも変わらぬ助言や励ましの言葉をいただきたくお願い申し上げます。 

どうぞお健やかにお過ごしください。
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