きょうは父の日
2023.6.18
今どき降る雨のことを黄梅の雨というそうです。
梅の実が
熟して黄色くなる頃に降る雨。
梅は、立春の頃に白い花をつ
けて春の訪れを告げ、さらに梅干しや梅酒、漢方薬にまで変
身して、日頃の疲れを癒してくれる。
梅の万能ぶりには驚かされます。
改めまして、いつも読売新聞をご愛読いただき誠にありがとうございます。
WBC侍ジャパンの精神的支柱であったダルビッシュ有投手が、出場するかどうかで一番悩んだのは、家族のことだったそうです。
オフは家族と一緒に過ごしたい。若い頃は、やんちゃと言われ、自分中心だったあの選手が…。
良き家庭人、良き父親であることが大投手の土台になっていることを知り、益々ダルビッシュ投手を応援したくなりました。
男は一生のうちで何回か大きく成長する時があると聞きます。
最初は『つばなれ』と言い、ひとつ、二つ…八つ、九つときて次は十(とお)となり、「つ」が取れる時期です。
若竹のようにぐんぐん背が伸びます。次が結婚して父親になった時だそうです。
内面的成長というか、守らなければならない自覚が、真の大人へと押し上げていくのでしょう。
50歳になる友人K君からの手紙です。
「前略 50歳を目前にして二度目の転職と相成りました(笑)。
郷里の父に報告したら「蛙の子は蛙だな」と苦笑されましたが、考えてみれば父も二度起業しています。
父は私の家族のことを気にかけていましたが、十分話し合った上でのことだから大丈夫と答えておきました」と綴られていました。
K君とは、かつては父親論などを交わしたこともありましたが、印象的なのが「父はすべてに放任主義でしたが、礼儀と思いやり、そして正義と良識をもって生きよと躾られました」と語っていたことです。
なる程、彼のけれん味のない人柄は、こんな所から来るのかと納得したものです。
映画『銀河鉄道の父』には泣けました。
父でありすぎる(親ばか)と言われようと、我が子を信じ続けた政次郎。
臨終間際の賢治に、声を枯らせて聞かせる「雨ニモマケズ」。
長女トシに逝かれ、今度は長男賢治にも逝かれてしまう父・政次郎が哀しすぎます。
〝父親〟それは息子にとって最初のヒーローであり、娘には最初の恋人である。
今日は父の日。皆様、どうぞ良い一日をお過しください。